ネイティブ用Reading教材、All About Reading その1

All About Readingついに今月から取り組み始めました。現在Lesson8(8日目)。まだまだ始めたばかりですがここで一回まとめておきます。

All About Readingとは

All About Readingとは読みに特化したアメリカのネイティブ用英語教材。Pre-Reading (PK or K)からLevel 4 (grades K 3rd/4th)まであり、phonograms, blending, syllables, sight wordsなどReadingの基礎を学びます。こちらアメリカではホームスクールをしているご家庭でよく使用されています。

All About Reading is an Orton-Gillingham-based phonics program incorporating five key components of reading: Phonological Awareness, Phonics and Decoding, Fluency, Vocabulary, and Comprehension.

私がAll About Readingに決めた理由

Reading Programをどうするか数ヶ月間リサーチ。10社ほどから5社くらいにまで絞り、そこから最終的にAll About Readingに決めました。決めた理由は

  • non religious教材
  • Readingに特化している
  • 発音アプリがある
  • Lessonがある程度ルーティン化
  • いきなりMat satではない
  • アートワークが素晴らしい

non religious教材

フルカリキュラムとなるとHomeschool向け教材が多いため、Christianベースの教材もある中AARはnon religious無宗教教材。これは一番大きい決め手の一つです。大手Abekaは教材の充実感AARより勝っていますがなんせChristianベースのため我が家では使えないと却下しました。

Readingに特化している

AARとよく比べられるのがThe Good and the Beautiful (Christian based)やLogic of English (無宗教教材)でLogic of EnglishとAARで最後まで悩みました。決め手はAARはReadingに特化していること。Logic of EnglishはカリキュラムにWritingやSpellingも入っていますが私はReadingだけ!の教材を探していたのでAARに軍配が上がりました。(Logic of Englishの教材もとても良さそうなので部分的に今後取り入れる予定にしています。)(All About ReadingもSpellingバージョンのAll About Spellingがあり。ただこのSpellingはReadingほど評判が良くないので私はまだ導入予定はありません。来年頃また徹底的にリサーチして教材を決めようと思います)

発音アプリがある

何かしら発音が確認できるもの、私に代わって発音してくれるツールがあることが(現地企業で働いていますが発音はネイティブではないため)私にとってとても大事でした。ARRはLetter SoundsのアプリやLevel 1~4で使うレタータイルの教材もアプリ版があって発音をしてくれる(っぽい!)ので心強く、楽しみにしています。Letter SoundsのアプリはPre-Readingを始める前に息子がLetter Soundsを練習するメインツールとして使用しましたがシンプルなりにちゃんと役割を果たしてくれるアプリだったので(動作が悪く固まることも多々ありますがご愛敬で)良しとしています。

Lessonがある程度ルーティン化

これは人によって良いと捉えるか単調と捉えるか分かれるところだと思います。AARはアルファベット1文字ごとにひとつのLessonになっていて、Lessonの流れがだいたい以下の通り:

  1. アルファベットの歌を歌う
  2. Letter of the lessonを確認(Today's Letter is... A! 家中のアルファベットポスターのAを探す旅)
  3. AARについてくるアルファベットの本のLessonに該当する箇所を読む(Aの日はAのお話、4ページほど、ここもっと欲しい)
  4. Letter of the lessonのクラフト(簡単な塗り絵、布やコンストラクションペーパーを貼ってみましょうなどオススメクラフトideaあり)
  5. その他AARが推奨しているアルファベットの取り組み(砂にレターを書く、playdoughでアルファベットを作るなど)
  6. Lessonごとの取り組み(Lesson 1~8現在はRhyming概念を学ぶ取り組み)

この流れを1Lessonとしています。A-Zまで大文字が26Lessonその後a-z小文字26 Lesson。26x2で52Lesson同じことの繰り返しが人によっては単調、考えられてないと思うこともあると思います。私と私の息子はルーティン人間なのでこの型がきまった取り組み内容は私たちにとても合っています。

いきなりMat satではない

Reading Program、教本だけで発売されているものもいくつかあって(有名なのは『Teach Your Child to Read in 100 Easy Lessons』)それこそ始めはカリキュラムを使用せずに教本を買ってReadingに取り組もうと思っていました。試しに本を買ってみたんですがもうとても出来る気がしない。詳しく詳しく書いてあるのが逆にプレッシャーで、読みたくもないし、本を開きたくもない。私がウキウキワクワクできない教材、続くわけがないと思い、それに発音確認も出来ないし、とやめました。そしてそういった教本は必ずと言っていいほどいわゆるBOB Booksでいうところの「Mat sat」と読むところから始まります。Reading教本なのでそりゃそうなのかもしれませんがAARはその前段階でLetter Soundsもカバーしてくれるというところがひとつずつステップを踏んでいきたい私としては決め手となりました。

アートワークが素晴らしい

これはもう直接関係はないのですが、私にとっては大事なポイント。教材のアートワークがとても素敵でテンションが上がります。(ABCmouseをCMでどれだけ見ようがどれだけNo.1と言われようが私がどうしても始めようと思わないのはあのデザイン、UIがどうしても受けつけられないから)

まずはAll About Reading Pre-Reading

と競合他社と比較に比較を重ねて決めたAll About Reading、ここで私はまたPre-readingからはじめるかLevel 1から始めるかで悩みました。

「Pre-ReadingはアルファベットとLetter Soundsを学ぶことがメイン」と理解した私はアルファベットとLetter Soundsに$100払う価値があるのか?Letter Soundsは自分で練習してLevel 1から始めたらいいんじゃないのかと考えていました。

でも結局Pre-Readingから始めることに。理由はLevel 1は私が教える立場としてハードルが高い。Pre-Readingが教材として用意されているから最初からやってみようと思い、決めました。なんせ日本で生まれ育って30過ぎてからアメリカに来た身なのでこちらの英語教育について全くの知識がない。どうやってネイティブの子が英語を学んでいくのか分かっていないのできちんと段階を踏んで最初から丁寧に時間をかけてやっていこうと思っています。

結果、半分正解といったところです。アルファベットは大文字は26文字完璧に、小文字も3分の2分かってる状態の息子なので各Lessonのアルファベットのパートは正直なぞってる感じです。(これは私がもっと早く始めればよかったのかもしれません)ですが各LessonにあるRhymingアクティビティは初めてのRhyming取り組みのため、息子まだまだちゃんと理解しておらず。(なので早くはじめてもここで引っかかるし、結局今の時期にはじめたのが正解?)

アルファベットのクラフトは無料プリントでいくらでも代用が効きますし、アルファベットの絵本も巷にあふれていて代用可。要するにアルファベットに親しみましょう的な内容なのでLessonになってなくても普通に家庭で読み聞かせなどでカバーできる。私としては現状Rhymingの取り組みにお金を払っているという感覚です。

ただこのRhyming概念を教える、Rhymingがどういうものか伝える、Rhymingのマッチングを出来るようになるなど私には発想すらなかったのでここは非常に助かっています。その後はPre-Reading Teacher's Manual読み進めていくとSyllable概念も出てくるようなのでここはもうおまかせしてLessonに沿って進めていけるのはありがたいです。

All About Reading Pre-Reading

先述しましたがPre-Readingでは基本的にアルファベットとLetter Soundsを学びます。以下3パートに分かれています

  • Lesson 1-26 Capital Letters
  • Lesson 27-52 Lowercase Letters
  • Lesson 53-78 The Sounds of the Letters

Lesson 53-78 The Sounds of the Lettersはこちらの『 Montessori Reading Workbook 』と非常に取り組みが似ています。ひとまずAARをやってみて、息子の理解に応じてこのワークも追加でやろうかなぁ~どうかなぁ~と思っています。

私が購入したAll About Reading Pre-Readingセット

All About Readingのサイトに行くとBasic PackageやReview BoxやPuppetなどオプションをつけられるようになっていて、ここでも私は悩みました。(私が購入した数か月前はComplete setだったかな?全部入りのセットもありましたが現在はなくなっているようです。先日までTote bag無料キャンペーンをやっていたので完全パッケージセットを外したのでしょうか)

結論を先に書くと、私が購入したのは以下3点。

  • All About Reading Pre-reading Basic Package $99.95
  • Ziggy Zebra Puppet $19.95
  • Uppercase Letter Crafts Book $19.95

Basic PackageにPuppetとCrafts Bookをつけました。ですが、が、Craft BookはBasic Packageに入ってる塗り絵ですらなぞってる状態なので返品する予定です。アルファベットこれから!のお子さんだったらあってもいいかもしれません。が、あくまでも「かも」です。なぜなら色がついていないバージョンならサイトから 無料でダウンロード 可能。塗り絵大好きなお子さんだったらこの無料版に塗り絵をしてクラフトをするという使い方も出来ると思います。(余談になりますがAll About Readingは Blog も充実していてBlog記事に無料ダウンロード教材が沢山あります。Blogを読み漁るのが疲れるわ、だったらNews Letterを購読しておくと定期的に無料ダウンロード教材をリンク付きでオススメしてくれます。)

話を戻しまして、私がメインで悩んだのはReview BoxとPuppetの有無。Review Boxは最初から最後まで買う予定にしていましたが結局買わず。Targetで買った透明のインデックスカードケースに入れています。Review Boxを節約する代わりにPuppetを購入。最初から最後まで買うつもりのなかった「絶対にいらない。」と思っていたPuppetを購入しました。

「Puppet、私は絶対にいらない、けれど、息子はあったら喜ぶだろうなぁーーー。」普段私が独断で知育教材全部決めてるんですが迷った時は夫に相談。「絶対に喜ぶ、おもちゃあんましないんだし買ってあげたら」との一声で決めました。(我が家、私がミニマリスト気質なこともあって、比較的おもちゃが少ないのです。)結果、AARのLessonをする時は必ず使っています。Teacher's Manualにも「Puppetを使って」の件もあり。(Puppetが間違えるのを子供が正しく直して教えてあげるなど)ですが正直なくてもいけます。「ママが言い間違いするのを子供が直す」でも成立すると思います。Level 1からはPuppet登場なしだと思うのでPre-Readingだけのため、にはなりますが息子がノリノリで楽しくLessonを進めていけるアイテムになっているのでまぁ我が家にペットが来た感覚で楽しく活用しています。(リサーチ中に見漁ったYouTubeでは大半のママがPuppetは購入していませんでした。あと他のPuppetがあれば代用が効きますね。)


こんな感じで今日はここまで。Pre-Readingを進めながら定期的に気付いたこと、残しておきたいことなどをこれからもまとめていきたいと思います。

AMEKOTO

4歳の息子とアメリカでバイリンガル育児をしています。AMEKOTOブログは『日本語知育と英語教育両方を頑張りたい母の奮闘記録』。日々のバイリンガル育児/知育の記録を軸に、お気に入りの日本語・英語絵本や教材の紹介などもしています。

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